長野県飯綱町にシステム開発拠点「ICT KŌBŌ」新設(凸版印刷)

2020年4月20日16:32

凸版印刷は、 システム開発部門の強化を目的として、長野県飯綱町にシステム開発拠点「ICT KŌBŌ(アイシーティーコーボー)」を新設したと発表した。廃校となった小学校を活用した施設「いいづなコネクトEAST」内に入居し、2020年4月20日より稼働を開始する。

長野県の木材を活用した温もりのあるエントランス「ICT KŌBŌ」 (C) Toppan Printing Co., Ltd.

凸版印刷は、ものづくりから卸、小売り、生活者にいたるサプライチェーン全体のデジタル化により顧客の事業変革を支援する「T-DX(トッパン・デジタルトランスフォーメーション)」を推進している。同施設は、T-DXにおける事業の核となるシステム開発部門の体制強化を目的とした開発拠点拡充の第1弾として開設した。 地元教育機関の卒業生やU、I、Jターンの人財採用によるデジタル人財の確保と育成も行う。開設時、オフィスにはセキュアビジネス系プラットフォーム関連部門の社員約4名が駐在。今後は現地の人財採用を進めることで、規模の拡大を予定している。

同施設の開設により、凸版印刷はT-DX推進に向け、全国に開発拠点の拡充を推進しさらなる体制強化を図るとともに地方環境を活用した地域の人々や企業との交流による新事業創出、現地雇用拡大などの地域活性化を目指す。また、リモートワークや通勤時間の短縮などワークライフバランスの観点における多様な働き方を推進する。

長野県は、 2019年9月にSociety5.0時代を共創するIT人材・IT産業の集積地「信州」を目指す「信州ITバレー構想」を策定。快適な住環境と暮らしやすさを活かしたIT人材・IT企業集積や産官学連携のITビジネス創出を促しすべての産業のDX推進を目的とするプロジェクトに取り組んでいる。また、飯綱町は2016年度より「しごとの創業・交流拠点整備事業」を推進し、凸版印刷は企画から運営まで業務を担っている。目的に長野県飯綱町に本施設を新設しました。

New Retail Navi編集部

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