2020年1月21日7:00
企業マネジメントの生産性を革新するアバントグループにおいて、経営管理システムのコンサルティング事業を手がけるジールは、ビームスホールディングスの予算管理システムを支援したと発表した。
ビームスホールディングスにて顕在化していた課題は、Excelを用いた店舗や事業部の経費実績管理業務の負担増加だった。課題の解決に向け、同社は予算管理システムの導入を決断。複数ベンダーのソリューションを比較検討した結果、最終的に日本オラクル社の予算管理システムである「Oracle Planning and Budgeting Cloud(以下:Oracle PBCS)」を選定した。
そして、今回の導入パートナーとしてジールを採用する大きな決め手となったのが、ジールが開発した予算管理のための汎用テンプレートである「ZEAL Oracle PBCSソリューション」だった。ジールには、予算管理のための汎用テンプレートがあるため、これをベースとすることで、システムの短期導入が可能となるほか、業務改革も実現できると考えたという。
Oracle PBCSの導入によって、同社では多くのメリットを享受できたという。なかでも、これまでは3カ月ほどの遅延が生じていた半期ごとの経費実績の開示が、Oracle PBCSの導入後は、月次で開示ができるようになるなど、サイクルの短縮化を実現。このほかにも、従来は属人的な側面があった店舗損益表や事業部損益表の作成がOracle PBCSの導入により汎用化され、他の担当者に容易に引き継げるようになったことも大きなメリットだと評価している。
また、今回のOracle PBCSの導入を契機として、経費実績の管理に加え、予実管理にも踏み出していく考えを固めている。導入当初は10だったアカウント数も25に増やし、各本部長に配布。経費の状況をその都度、確認してもらうなど、Oracle PBCSの活用により、売上や利益だけでなく、経費も含め多角的な視点で『数字を見る文化』を社内に浸透させていく方針だとしている。