ミールキットを使用したシェア店舗レストラン「間借りランチ」開始(益正グループ)

2019年10月7日12:00

福岡の老舗居酒屋チェーンである益正グループは、自社直営・FC店舗で使用しているミールキットを使用したシェア店舗レストラン「間借りランチ」のサービスを開始すると発表した。

「間借りランチ」仕組み(益正グループ)

「間借りランチ」は、稼ぎ時であるランチタイムやディナータイムに営業時間外の店舗を間借りして、飲食経験が無い人でも開業できるように、マーケティング~店舗運営のフォローまでをサポートするサービスだ。また、自社工場で独自開発された真空調理のミールキットを使用することで、誰でも飲食オーナーになることを実現しているという。

メリットとして、すでに営業している店舗を「間借り」するため、店内設備をそのまま利用することができ、設備投資費用はかからないという(但し仕入れや雑費等は除く)。また、店舗の営業時間外を「間借り」するため、通常では出店できない様な立地や賃料で、ランチやディナーを提供する店舗の出店が可能だという。さらに、直営店舗やFC店舗で実際に使用しているミールキットを通常の販売価格よりも割安で使用することができる。また、レシピを随時共有するため、アレンジを加えることで100種類以上のメニューが作ることが可能だ。

間借しオーナー(店舗を貸す人)にとっては、夜のみ営業している居酒屋やバーなど、立地はいいけどお昼の時間帯は営業していない店舗や人材不足でランチ営業ができない店舗など、一定の時間帯使用していない店舗を貸すことでで“毎月安定した現金収入”が入るという。また、「間貸し」中に来店した人に、店内の雰囲気を知ってもらうことや店舗紹介のチラシを用意することで認知を高め、来店誘致が可能になる。

間借りランチの第一号店として、福岡天神にて、カレー&ハンバーグの専門店として、2019年11月11日にオープンする。第一号店のオーナーは、店舗集客アプリ開発会社のトイポが、自社開発アプリの実証店舗として、運営をスタートする。

今後は、現在の福岡県近郊以外にも、政令指定都市のある東京都、大阪府、愛知県、などを中心に事業展開エリアの拡大を図っていく方針だ。

New Retail Navi編集部

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