2020年5月13日7:00
倉庫と荷主のマッチングプラットフォーム「souco」を運営する物流ベンチャーのsoucoは、国土交通省がすすめる東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会期間中の交通量抑制・分散を目的にした、共同輸配送、平準化等の実証実験に選定されたと発表した。
東京2020大会の開催を翌年に控え、世界各国から大会関係者や観客が訪れる東京2020大会の期間中においては、大会関係車両や観客の交通需要の影響により混雑の深刻化が懸念されている。大会運営と経済活動の両立を図るためには交通量の抑制や平準化等を促進する必要がある。
soucoは物流施設や倉庫の空きスペースを抱える企業と、スペースを必要とする企業の情報を集約したマッチングプラットフォームsoucoを展開している。倉庫の空きスペース情報に加え、複数要素をもとにした独自演算等により、東京2020大会期間中に混雑が予想される首都圏物流において、中間の荷物積み替え拠点や一時保管拠点を設けることで分散化した輸送・配送ルートの提示とこれによる物流コストの最適化に関する実証実験を行う。
soucoは、物流施設の空きスペースの情報を登録・検索することができ、千坪以下の小ロットかつ、1カ月といった短期での利用機会を創出するマッチングプラットフォームのサービスsoucoを提供することで、スペースを抱える企業とスペースを必要とする企業の課題解決を目指すという。